黒人ハーフであるゴロリの髪型は、変な話どういう風に結んでも(結ばなくても)ある程度恰好がつきます。とは言え、髪型は黒人、黒人ハーフ・黒人ミックス女性のアイデンティティの一部となる重要要素。4歳になったあたりからは自己主張も強くなってきたので、毎回ゴロリと話し合って、どういう髪型がいいかを確認しながらヘアアレンジをするようにしています。
今回は保育園・幼稚園へ通園する際の定番の髪型をいくつかご紹介します。
保育園・幼稚園ヘアに求められる要素は4つ
編み込みまたは三つ編み
黒人ハーフのゴロリヘアーはなにもしない状態だとフワフワのアフロです。ピーンと伸ばした長さが腰くらいに伸びた最近になって、やっと重力に従って下に落ちてきました。そのままでもとってもかわいいんですが、このまま学校に行くわけにはいきません。
これまでにもいろんな髪型に挑戦してきましたが、最近は全体をいくつかに分けて編み込みまたは三つ編みをするのが定番になっています。そして毛先はフワフワしないように、折り返して結びます。
フワフワがダメな理由は2つ、「乾燥」と「ホコリやゴミが髪につきやすくなる」です。見た目にも広がってしまうので、折り返して結ぶとおさまりが良いです。
髪を洗った後(または全体的にスプレーで少し濡らした後)、髪全体をしっかりクリームやオイルで保湿しながら結んでいきます。こうすることで、髪が潤い、編んだところがキレイにキープできます。
そのまま就寝できる髪型であること
黒人ハーフのゴロリは一週間に一度しか髪を洗いません(基本のヘアケア記事参照)。一回結ぶと数日はそのままです。ということは、もちろん夜もそのままの髪型で眠ることになります。ナイトキャップやドゥーラグでカバーはしますが、結び目が後頭部にあると寝っ転がったときに痛いようです。
寝るときのことも考えて、後頭部はなるべくフラットになるように気を付けています。
本人が納得している髪型であること
自我が芽生える前は私の独断だったんですが、ゴロリは4歳になったあたりからは自分の髪型への好みが出てきました。その時によって気分も変わるので、毎回事前の打ち合わせが重要です。全体的な編み込み・三つ編みはまあまあの時間を要するので、結んだ後に「こうじゃなくて」ということが無いようにしたいですね。
実際に一時間以上かけて仕上げた髪型について「こうじゃなくてー!」と言われてゴロリと喧嘩になったこともあります。今思えばそれほどゴロリが自分の髪型に対して興味を示しているという成長の証なんですが、私も大人気なくプンプンしちゃいました。
なんどかの喧嘩を経て、私が試してみたいヘアアレンジがある場合は事前にちゃんと本人に説明をして了解を得てから結び始めるようにしています。黒人ハーフのゴロリにとっては髪型をどうするかはとっても重要なこと。一回結ぶと何日か同じ髪型で過ごすことにもなるので、なるべく本人の意見を尊重してあげたいですね。
学校のルールに違反していないこと
保育園・幼稚園の段階ではルールが存在しないことが多いようですが、他の園では飾りがついたヘアゴム禁止というのを聞いたことがあります。小学校や中学校になると編み込み禁止という校則があるところもあるようです。
ヘアゴム程度であれば黒のシンプルなものに変更すれば問題ないですが、編み込み禁止だと今のゴロリのヘアスタイルが全てNGという事態に・・!
先輩ママさんに伺ったところ、学校側へ入園・入学時に事情を伝えて了解を得れば大丈夫ということもあるようです。本来は編み込み禁止のルールだけど、入学前から編み込みが定番のヘアスタイルの人は免除・・など。「編み込みが定番のヘアスタイルの人」というのは黒人、黒人ハーフ・黒人ミックスのお子さんに限られるんだと思いますが、単一民族の日本社会ではマイノリティのハーフ・ミックスキッズたちはまだまだ暮らしにくそうですね。ゴロリが同問題に直面した際にはまたこのブログにてご報告させていただきます。
ゴロリ6歳が通う現在の幼稚園@シンガポールでは髪型に特に禁止事項はありませんので、いろんなヘアアレンジをしながら通園しています。
ゴロリの定番ヘアスタイル4選
三つ編みいっぱい
簡単なのでここ最近一番頻繁に登場する髪型です。三つ編みいっぱいは黒人のお子さんには定番のヘアスタイルのようですが、日本で黒人ハーフ・黒人ミックスキッズのお子さんがこの髪型をしているのはほとんど見かけません。簡単だし楽ちんなんですけどね。
手順としては、5つ以上に分けてそれぞれ三つ編みしていくだけです。コツは分け目がそれぞれ縦長ではなく円のような形になるようにブロッキングしていくことです。左右非対称でもなんら問題ありません。後頭部をブロッキングする時には寝っ転がっても大丈夫な位置に三つ編みがくるように気を付けてあげてください。
前髪はホワホワが出てきやすいので、前髪だけ編み込みというアレンジもよくやります。
実はこの髪型、一番最初に試した時には本人が嫌がりました。同じような髪型の子が周囲に一人もいなかったので「こんな変な髪型やだなー」と渋々登園していった覚えがあります。でもまあ慣れですね。学校でも先生に「ステキな髪型だねー」とお声掛けいただいたようで(先生ありがとう!)、すぐに定番の髪型に昇格しました。
後はやっぱり本人も楽ちんなんだと思います。現在住んでいるシンガポールは年中高温多湿なため、髪の束が頭皮から離れている方が涼しく感じるようです。夏におススメですね。
編み込みいっぱい
三つ編みは長さが短いと角のように立ってしまいますが、編み込みは髪が短くてもOK。頭皮に沿って編み込みます。黒人ヘアでよく目にするコーンロウも編み込みの細かいバージョンと思ってます。ぶきっちょMomiはあんな細かい編み込みは相当練習しないと出来る気がしません。
私のスキルでも編み込みを使えばまあまあかっちり結わえるので、園で帽子をかぶる時には編み込みをするようにしていました。毛先フワフワで登園させると「帽子がかぶれない問題」が発生します。編み込みは頭皮に沿った形状になるため、帽子やヘルメットをかぶる時にも良いですね。
ちなみに黒人ハーフのゴロリは生まれてから子供用の帽子をかぶったことがありません。小さい時は髪を結んでいなかったので、髪のボリュームを考慮していきなり大人サイズからデビューしました。私と帽子を共有してお揃いで買ってみたり、交換して使ったりしてそれはそれで楽しめています。
シンガポール在住の今は帽子をかぶることはほとんどありません。日本の保育園では帽子をかぶる機会も多いので、三つ編みより編み込みの方が良いかもしれないですね。
前髪編み込み + おさげ
これは結構長さがないと難しいです。ゴロリ6歳を迎えたあたりでやっと定番に昇格しました。ゴロリの髪はピーンと伸ばして腰あたりまであります。クルクル具合にもよるのでカールが強くないお子さんはもっと短くても大丈夫だと思います。
この髪型のコツは結ぶ前のブラッシングをしっかりすることです。黒人ハーフ・黒人ミックスの髪はとても絡まりやすく、髪が絡まった状態だとおさげの太さが尋常ではないことになります。絡まりが三つ編みの中に残っていると崩れやすいというデメリットもあります。
三つ編みだけだと前髪がすぐホワホワになるので、前髪編み込みとのセットは必須です。その後さらに髪が伸びてひとつ結びもできるようになってきました。ただやっぱりすぐホワホワになっちゃうので、ひとつ結びの翌日は結びなおしが必要です。
前髪編み込み + ドーラ
これは超簡単なので時間がない時にチャチャっと結びます。天空の城ラピュタのドーラみたいですよね。
フワフワヘアーなのでお団子がつながったみたいになってかわいいです。ストレートヘアではこうはいきません。このまま寝るわけにいかないので翌日は結びなおしが必要です。
番外編(~3歳頃まで)
過去の画像を見直すと、生まれたて髪フサフサのゴロリの場合は1歳を過ぎたあたりから髪をアレンジし始めていました。黒人ハーフのゴロリの髪は伸びてもクルンと丸まるため、前髪が目にかかるということもなく、フサフサの割には遅めのスタートかなと思います。
ゴロリ1歳頃はブラッシングはほとんどやっていません。毛先が絡まってどうしようもなくなったらハサミで切るということを繰り返しておりました(ヘアカットの記事参照)。
ヘアバンドを活用
結ぶまでの長さも無い頃、夏場の暑い時にはヘアバンドやバンダナで前髪をあげたりもしていました。花柄やリボンがついたベビー用のゴムヘアバンドをセットで購入し、全部で6種類を毎日付け替えていました。
飾りが小さいものは、黒人ハーフのゴロリのフワフワヘアーに隠れてスッキリとまとまります。リボンやお花のモチーフを目立たせたい方は大げさなくらいに大きな飾りがついたものを選ぶと良いです。園で規定がある方はシンプルなタイプが良いですね。
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3-5つに分けて結ぶ
もう少し髪が伸びてくると、前髪だけを結んだり、3-5つにブロッキングして結んだりしていました(編み込み・三つ編み無し)。ただ、分けて結ぶには分け目を作る必要があります。それまでほとんどやってこなかったので絡まりがひどく、分け目に沿って髪をほぐすたびにゴロリが痛がっていたのを思い出します。
私も黒人ハーフ・黒人ミックスキッズのヘアをどう扱えばいいのか分からない状態だったので、なるべく触りたくないなとというとてもネガティブな気持ちでゴロリの髪に接していました。適切に保湿とブラッシングをしてあげていればあんなに痛い思いをさせることもなかったかな、と反省です。
1-2つに分けて結ぶ
さらに長さが伸びてくると、結ぶ数を減らしていきました。分け目を作る工程が痛くて可愛そうだったので、なるべく分け目を作る髪型をしないようにしていました。いろんなタイプのゴムを試しましたが、下の画像のようなクルクルゴムが一番重宝しました。今でも一つにまとめる時には使っています。
根元をギュッと結ぶばなくても、ゴムを広げて毛先からかぶせるようにするとふんわりと留めてくれて、黒人ハーフ・黒人ミックスのゴロリの中途半端な長さには丁度良かったです。
どこにでも売ってるプラスチックのゴムですが、ゴムの太さや伸びに少し違いがあります。買って使ってみて使い心地が悪いと感じたのはスパイラルの穴が小さいもの(輪っかの伸長率が悪い)、スパイラルの太さが太すぎるもの(ゴロリの柔らかい髪とは相性が悪く結んだ後に崩れやすい)です。パッと見で作りが華奢なタイプは、スパイラルがフワフワの髪の間に入って髪を適度にホールドしてくれるので良かったです。髪質にもよるのかもですが、ご参考まで。
種類豊富なクルクルゴム今思えば、2つか3つに分けて結べる長さになった頃が一番手間がかかっていなかったと思います。結ぶと直径5-10cmくらいのフワッとした毛先になっていました。その後もう少し髪が伸びてくると、今度は結んだ先のフワフワのボリュームが出過ぎて、膝に乗せたりするときに邪魔になってきます。ドーラヘアーもやってました。黒人ハーフ・黒人ミックスの髪の毛ってほんとどう結んでも大丈夫です。
編み込み+結ぶ
ゴロリ2歳頃、見よう見まねではじめて編み込みに挑戦しました。おでこ周辺の生え際から後頭部にかけて縦に分け目を6-7つくらい作ります。それぞれをおでこから後頭部にかけて編み込み、最後はまとめて結ぶというのをたまにやっていました。
分け目を作って結構な時間をかけて編むにも関わらず、保湿が足りていないためすぐにホワホワが出てきてしまっていました。しっかり保湿&ナイトキャップまたはドゥーラグを被って眠れば一週間くらいもつんだよ!ということを当時の自分に教えてあげたいです。
最後に
昔自分に余裕がなかった頃は、日々の娘の髪との格闘にめげそうになることが多々ありました。インターネットでもなかなか情報が見つからず、また当時は積極的に黒人ハーフ・キッズのママさんとも交流を持っていなかったので、全くの独学でした。
このブログやインスタをはじめてから、ゴロリの髪の毛を毎日どうしようかと考えるのも楽しくなってきています。読んでいただいてるみなさま、本当にありがとうございます。
働きながらの子育てなので、手探り状態ながらもなるべく手間をかけずに楽をしたいと思っています。まだまだ未熟ですが、これまで私なりに試行錯誤してきたことをこれからもブログで発信していきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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